脳梗塞(ワレンベルグ症候群)発症後10~14日目の記録・急性期

この記事は脳梗塞発症後、10~14日目。急性期病院でのリハビリ記録です。

脳梗塞発症10日目 のどの筋肉が少しだけ動き出す 

病院のコーディネーターさんに医療保険と勤務先の傷病手当について確認しておくようにとアドバイスをもらった。

どちらの手続きも病院の診断書や領収書が必要になるの事があるので、早めに確認が必要。

【ST】

30分の間に2回ほど、しっかり喉ぼとけが動いてごっくんができた。

【PT】

病院の駐車場まで歩く。

入院してから初めて外の空気をすって気分もあがる!

転ぶのがこわくてゆっくり歩いていたけど、普通のスピードでOKといわれる。

車の運転のことを聞いてみると、リハビリ病院に転院してから相談になるらしい。

リハビリ病院を選んだ理由

転院するリハビリ病院を決めました。

リハビリ病院を選んだ理由

  • コーディネーターさんと担当STさん、信頼できる2人がおすすめしてくれた。
  • STに力を入れている。
  • 4人部屋を希望していれば、空きがでるまでの個室代が無料。
  • 自宅から病院まで車で30分くらい。(家族の面会に便利)
  • 駅から近い。(母が電車で面会に来るので便利)

リハビリ病院の知識がなかったので、コーディネーターさんとSTさんにおすすめされたのが一番の決め手になりました。

脳梗塞発症11日目 疲れてネガティブになる 

寝ている時、左側の顔や腕がしびれたように感じる事がある。

夜の睡眠はかなり細切れで、合計6時間くらい。1度起きると何時間も眠れなくなる。

首から背中にかけての筋肉がこってしまい体を動かすと痛い。

前回シャワーを浴びてから3日経って、気持ち悪いなと思っていたら午後にシャワーができてスッキリ。

シャワーは3日に1回。入浴介助なしで全部1人で入れる。

疲れた。つばも飲み込めないし、脳梗塞の再発や病状悪化の心配、家計や仕事復帰の不安もある。

ちょっとしたことで看護師さんにイラっとしてしまう自分が嫌になる。

家族のみんなにはすごく助けてもらってる。

恵まれている状況だ。

それでもつらい。

【PT】

廊下3往復を3回。歩ける距離がのびた。

【ST】

ブドウゼリーを使って飲み込みの練習。

少量ずつ5回、しっかりごっくんと飲み込めた。

YouTubeで嚥下の動画を見ながら自主練。喉の奥を動かす感覚が少しつかめた気がする?

脳梗塞発症12日目 毎日のルーティーンができてきた

5時起床、歯みがきと顔の清拭を済ませて6時半から経管栄養(水と合わせて1時間30分)、自分で体の清拭、甚平を着替える。

9時 表情筋の体操と嚥下の自主トレ

午前 リハビリ

11時30分 経管栄養、歯みがき

午後 リハビリ

17時30分 経管栄養、歯みがき

19時 表情筋の体操と嚥下の自主トレ

21時に消灯してから22時まではポッドキャストを聴く。

1日のながれはこんな感じ。

昨日は嚥下のコツつかんだような気がしたのに、STの時間にうまく飲み込めずに落ち込む。

脳梗塞発症13日目 鼻管の交換が痛すぎた

朝MRIをとる。10分くらい上を向いて動けないので、つばがたまってつらい。結果は問題なし。

鼻の管を取り換えた今まで左だったので次は右から。

「!!!!!!」

痛すぎる。めっちゃえづいたし。しばらくベットでぐったり。

2週間後にまた交換するそうだ。恐怖しかない。

「食べたい気持ちがある人は、食べられるようになるよ」

と先生に言われた。気持ちが大切ってこと。覚えておこう。

【ST】

状態かわらず。がんばってるんだけどね。

【PT】

廊下を歩く。

脳梗塞になってから2週間がたった。

急性期が終わって、回復期に入る。

昨夜は右向きに寝ると、つばが口に溜まりづらいことに気が付いた。なるべく右向きで寝よう。

朝9時の自主トレで、のどの動きが全く進歩しないことに落ち込む。(涙目)

このまま胃ろうになったらどうしよう。

つばすら飲み込めないなんて、私だけじゃないか。つらすぎる。

神様、明日起きたら病気になる前の私に戻してほしいです。

【ST】

午前中はSTさんに、うまくのどが動かないと伝えようとしたら号泣してしまった。

STさんは多くは語らず

「食べられない、飲み込めないって本当につらいと思います。」

と泣いている私に寄り添ってくれた。

泣きだしたら止まらなくなり、目がめっちゃはれた。

午後はSTさんが今まで担当した嚥下障害の人たちが、食べ物を食べられるようになった話をたくさん教えてくれた。

私より重い嚥下障害でも、リハビリ病院に転院して2か月ほどで食べられるようになった人もいたそうだ。

食べられるようになった人の話を聞くだけで、見通しが明るく感じて安心した。(単純)

私もこれから改善していく可能性はあるかもしれないと、落ち込んでいた気持ちを立て直す。(単純)

ゼリーを少量、ごっくんと飲み込むこともできてほめてもらいうれしかった。(単純)

まとめ

リハビリ停滞期で気持ちの落ち込みがひどい頃でした。

大泣きしちゃって正直はずかしかった(笑)

でもSTさんに優しくはげましてもらったのが嬉しかった。

どんなにがんばっても、病気のせいで体が思うように動かないときがあります。

私のようにつらい時は誰かに弱音をはいてみると、意外に気持ちが軽くなるかもしれません。

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