長かった……脳卒中から自動車運転再開までの道のり

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買い物や通院、子どもの部活の応援でちょこちょこ車を運転していたちょうちょ。

リハビリ病院では運転再開の希望を聞かれたので

ちょうちょ
ちょうちょ

車があると便利だから、できれば運転を再開したい!

必要なテストを受けて手続きを済ませました。

この記事は脳卒中になってから運転再開するまでの記録です。

リハビリ病院で教えてもらい初めて知りましたが、脳卒中になると運転免許が保留状態になるそうです。

脳血管障害がおこると、後遺症で認知・予測・判断力や自動車の操作機能に係る能力が欠けてしまうおそれがある。

そのため、運転の再開をする場合は運転免許センターで手続きを行い適正相談をうけなければいけない。

(詳しい事は道路交通法で定められています。)

たとえば脳卒中の後遺症で認知力や判断力に影響がでていても自分では気が付かないかもしれない。

そのまま車の運転を再開してしまったら、事故につながる可能性がおおきいですよね。

ちょうちょ
ちょうちょ

言われてみると納得

運転再開をするにはいろいろなテストや申請が必要でした。

ちなみに入院中に同室だった、80代の脳梗塞仲間のおばあちゃん。

私がリハビリ医と話しているのが聞こえて、自分も免許停止になっていることに気が付いたようです。

それまで誰からも運転再開についての話がなかったと。

退院後はすぐに運転できると思っていたんですって。

彼女は手続きやテストをしてまで運転を再開するのは面倒だから、免許は返納すると言っていました。

  1. 運転免許センターに本人または家族から連絡、規定の診断書を送付してもらう(取りに行くでもOK)
  2. 医師による診断書作成
  3. 診断書を運転免許センターへ提出
  4. 必要に応じて適性検査
  5. 公安委員会が免許継続の判断を行う
  6. 運転再開(改造など条件付きの場合あり)または免許停止

運転免許センターに本人または家族から連絡、規定の診断書を送付してもらう(取りに行くでもOK)

電話ですみます。

この時、初めて免許停止の情報を記録していたと思われるので、病院から免許センターへ情報提供はしていないようです。

電話では口頭でざっくり後遺症の確認をされました。

所定の診断書の白紙を送るので医師に書いてもらい、2か月以内に郵送で送ってくださいとのこと。

診断書の提出期限について

結論からいうと、大きく期限を過ぎても大丈夫でした。

督促などもありませんでした。

免許センターに連絡したとき、2か月以内に診断書を提出するように言われました。

しかし入院中のハビリ病院で、病気になってから6か月以降に診断書を作成するというルールがあるので2か月以内には提出できないと伝えると

「じゃあ、6か月後には作成できる予定だという診断書を書いてもらってください」

と言われました。

ちょうちょ
ちょうちょ

!?

ちょっとよくわからなかったのですが、病院で相談しようと思って電話を切りました。

リハビリ医に提出期限のやりとりをそのまま伝えましたが

リハビリ医
リハビリ医

はいはい、大丈夫!

といって何事もないかのようにスルーされ、結局6か月後に診断書ができあがりました。

提出期限については正直よくわからないままです‥‥

医師による診断書作成

前提として、脳卒中の症状、言語、聴覚、視覚の後遺症その他もろもろに運転適性基準というものがあります。

これを満たしている場合、

高次脳機能面についての検査→ドライビングシュミレーター→診断書作成

と進んでいきます。

私は運転適性基準が満たされていたので、リハビリ病院入院中に高次脳機能面の検査をしました。

高次脳機能面の検査はすごく難しかったです。

  • 数字をいくつも暗唱
  • 画面に出てくる数字に長時間集中する
  • 聞こえた数字を足し算
  • ■がいくつも書かれた紙で、■を指さした順番を記憶
  • その他いろいろ

みたいな内容でした。

合格基準や自分がどれだけできたのかはわかりません。

ドライビングシュミレーターは退院後に外来で1回やりました。

すごい遅いスピードで走るので最初は余裕かなって思ったのですが、最後の方で思いっきり道を間違えてあせったー💦

医師からの評価では合格だけど判断のスピードが遅めと指摘されて‥‥まさに当たってるなと思いました。

診断書を運転免許センターへ提出

必要な検査は8月までに終了していましたが、診断書が郵送で送られてきたのは12月です。(5月に脳梗塞発症)

提出期限の事も少し気になっていたので、診断書を郵送する前に免許センターへ電話して手続きの流れを再確認。

  1. 免許センターへ診断書を郵送
  2. 投函して1週間後に電話で診断書の到着と免許継続の可否を確認

と指示されました。

提出期限については何も言われず。

必要に応じて適性検査

適性検査はうけませんでした。

公安委員会が免許継続の判断を行う

診断書を投函して1週間後に免許センターに電話すると

免許センター
担当者
免許センター 担当者

診断書は到着してます。このまま免許継続で大丈夫です。

返事をもらい、運転OKに!

運転再開(改造など条件付きの場合あり)または免許停止

条件や車の改造の必要がなかったので、そのまま自分の車を運転しています。

久しぶりの運転なので慎重に‥‥。

ちょうちょ
ちょうちょ

判断遅いしね

これから少しづつ運転の勘を取り戻していこうと思ってます。

運転の適性と病気についていろいろな取り決めがある事を知りました。

検査や手続きは面倒でしたが、ひとまず運転再開ができてよかった。

ちなみに私の場合、その後の未破裂動脈瘤では運転の制限はありませんが、今後の経過観察で動脈瘤が大きくなっていたら念のため運転は控えようかと思っています。

入院したリハビリ病院では脳卒中の患者さんに病気の発症から6か月以降に診断書を作成するという独自のルールがありました。

これは再発やてんかん発作の可能性と高次脳機能障害の改善にかかる時間を考えての判断だそうです。

おそらくもっと早いタイミングで診断書を作成してくれる病院もあると思います。

仕事の関係で、なるべくはやく運転の再開を希望している方はリハビリ病院を選ぶ時に運転再開の支援について確認しておくことをおすすめします。

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