脳梗塞発症から3か月が過ぎたころ、急性期病院でMRI検査を受けました。
動脈解離の部分がきれいに治っていれば、今回の脳梗塞による治療は一区切り。
必要な薬をのみつつ、経過観察になります。
リハビリ病院を退院し自宅で生活するようになってからも体調は変わらず好調。
気が緩んでいた私はMRIも問題ないだろうと思い込み、夫とともに気楽に診察室に入りました。
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MRIの結果、動脈瘤がみつかった
こんにちは!(笑顔)
MRIの結果なんだけど、治療が必要だね。(真顔)
ち、治療ですか⁉
はじめのあいさつは笑顔だった担当医が突然、真剣な表情になり治療が必要だというのです。
担当医に言われたこと
- 動脈解離したところが動脈瘤になっている。
- 動脈瘤が破裂すると命にかかわる。
- 大きくなるスピードが速いので手術したほうがよい。
- 手術ができる病院を紹介するので、明日受診して。
- シロスタゾール(抗血小板薬)は服薬中止。
担当医は私の目を真剣に見ながら1つずつ話をしてくれました。
(しっかり!がんばれ!といってくれているような・・・気のせい?)
頭が真っ白になりそうでしたが、あまりにも担当医としっかり目が合っていたので集中して話を聞くことができました。
ぶっちゃけ、ひざは震えたけどね。
動脈解離が原因で動脈瘤ができやすくなるそうです。
もし今回の受診前に動脈瘤が破裂してしまっていたら、命の保証はなかったでしょう。
動脈瘤が未破裂で見つかったことはラッキーだったと思います。
経過観察の重要さを改めて感じました。
担当医からはすぐに紹介状を書くから、紹介先の病院を翌日に受診してねと言われ診察が終わりました。
仕事復帰について
仕事復帰のタイミングをこのMRI検査後に会社と相談することになっていました。
手術して、その後は仕事に復帰することができるのか?
と心配になりました。
私って、今後は社会復帰できるんですかね?
大丈夫。そのために手術するんだよ。
信頼する担当医の言葉に一安心。
会社には動脈瘤の治療が必要になることを伝え、休職期間をしばらく伸ばすことで了承してもらいました。
リハビリ病院を退院後はすぐに職場復帰をする人も多いですが、私のようなケースだと再び休職が必要になります。
そのため仕事復帰は慎重に決めた方が良いと思いました。
まとめ
- 脳卒中の経過観察は大切。
- 脳動脈解離になると、脳動脈瘤ができやすい。
- 仕事復帰をしていなくて正解だった。
- 紹介された病院に行き、脳動脈瘤の治療をうけたいと思う。
正直、新たに病気が見つかったことがショックでしたね。
帰りの車では夫と2人でどよーんと暗い空気に(行きと大違い)。
定期テスト勉強中の息子達には動脈瘤の事はしばらく話さないことにしました。
気持ちが落ち込んでいるせいか、顔や腕の温痛覚のヒリヒリ感がいつもよひどかったです。
こうして私の未破裂動脈瘤の闘病がはじまりました。
▼翌日の初診の記録はこちらです
脳動脈瘤治療、紹介された病院を受診