突然ですが、椎骨動脈（ついこつどうみゃく）ってどこにあるか知っていますか？
私は脳梗塞がおきても椎骨動脈がどこにあるのか調べる事も無く、その場所を知ったのはつい最近の事です。
遅すぎ
首のあたりなんだろうなとは、分かっていましたよ（得意げ）。
このブログを読んでいる皆さんの中には、そんなとぼけた方はいないとは思いますが念のためにおさらいしておきますね。
椎骨動脈とは。はい、ここです↓
首の骨の中にある細い動脈。
首を動かすと一緒に動きそうな場所ですね。
図には1本しか見えませんが椎骨動脈は左右に1本ずつ、計2本あります。
私の場合、右の椎骨動脈が解離して脳梗塞になりました。
さらっと書いたものの、『動脈解離』とはどんな病気なのでしょうか？
こちらも調べてみましたよ。
椎骨動脈解離
動脈の壁は内側から内膜、中膜、外膜の三層構造をしています。このうち一番内側の内膜に傷がついて、そこから血管の壁の中に血液が入り込み、血管が裂けていく状態を動脈解離といいます。
首から脳に血液を送っている動脈は2対あります。それは首の前側にある頚動脈、首の骨の中にある椎骨動脈です。
動脈解離は全身の動脈に起こりますが、頭部では椎骨動脈の解離が最も多く、椎骨動脈が解離すると突然の激しい頭痛を起こします。このときに適切な治療を受け、血管の裂ける程度が軽症で頭痛の症状のみでとどまるならば、おおむね重大な問題は起こりません。しかし、血管の裂ける場所や程度によっては、裂けた血管が詰まって脳に血液を送れなくなったり、解離した場所から血栓と呼ばれる血の固まりが血管の中を移動して末梢血管を閉塞したりして、脳梗塞を起こします。その結果、運動麻痺や言語障害や嚥下障害などが出現します。また、血管の壁が外側まで裂けて、血管外に血液が漏れ出ると、くも膜下出血を起こし、激しい頭痛や意識障害が出現して致命傷になることもあります。脳梗塞やくも膜下出血を起こすと、状態によっては緊急に手術治療が必要になる場合があります。
従来は、脳卒中を起こして発見される椎骨動脈解離が多かったのですが、最近は精密な脳の検査を早期にすることが可能になり、軽症のうちに発見される患者さんが多くなっています。
難しい事がたくさん書いてありましたね。
首の後ろ側にある血管の中が傷ついて血流が悪くなり、脳梗塞を引き起こした。
と言ったところでしょうか。
脳の病気なんて聞いてもわからない。
難しくて調べる気にもならない。
そんな風に思っていましたが、これからは自分の病気や脳の事を勉強していきたいなと思っています。
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日に日に良くなっていく病状 （脳卒中発症6日目）
★入院中のメモより
経管栄養を胃に入れると吐きそうになるけど、水を先に入れてもらうと楽。
尿道バルーンがはずれる。
便秘になる。酸化マグネシウムの量を調節して排便をスムーズにしたい。
【ST】
喉ぼとけかすかに動く！
（実感なし）
【PT】
午前中はICUを歩いて２往復。
母と弟が面会に来てくれた。
面会は週2回まで。1回15分と決まっているので、あっという間に終了。
心配かけたくなくて、面会では元気な人を演じてしまう
母と弟が面会に来てくれました。
脳梗塞という病名を聞いて、２人にどれだけ心配をかけてしまったかと思うと胸が痛みました。
少しでも安心してもらいたくて、
『大丈夫、ほら普通に話せるし！』
などと言った記憶があります。
今思うと声もかすれてガラガラ、ベットから起き上がることもできずにむしろ痛々しい（笑）
自分の感覚的に体調は日に日に良くなっていました。
歩ける距離がのび、フラフラする感じも前日より少なくなりました。
この日は長男の誕生日。
残念ながら直接お祝いの言葉を伝える事はできませんでしたが、こんな状況だからこそ長男が私の子どもとして生まれてきてくれたことに感謝して、健やかな1年間を過ごせますようにと心から祈るばかりでした。
